緑内障検査

眼科に行ってきた。

40過ぎたら緑内障の検査を毎年受けなさいと誰かに言われたけれど、10年くらい前に、40代半ばで一度受けたきりで気になっていた。


まず視力検査。近眼はそんなに進行してなくてホッ。

風を当てる眼圧検査のあと、いよいよメインの視野検査。

片眼ずつ覗きこみ、真ん中のオレンジの光を見続ける。
その周りに白っぽい発光を感じたらボタンを押す。

この光が強かったり弱かったり、大きく見えたり小さく見えたりで、

アレ今のは??
光ったの?気のせい?

と考えているうちにすぐに次の発光があったりして、
あれれ今失敗したかも

なんて思ったらまた光が見えて、

ちゃんとやらなきゃ

と思っているうちに、
真ん中のオレンジの光ではなく周囲の白い光を追いかけている自分に気づく。

きゃーこれじゃ検査にならない!

なんて考えるけどそのままどんどん白い発光は続き、
手に握ったボタンを持つ手にも力が入り、余計なところで押してしまったような気がして
ますますカーっとしてくる。

時々白い光を追ってしまった警告であるブザーが鳴ったりして、
3分経ったのか5分だか10分だか全然わからない状態になったところで
「ハイ終わりです」
と優しい声がしてやっと片眼終了。

もう片方の眼もやはり同じような感じでかなり疲れ、
待ち合い室に行って、今度は目薬をさして次の検査を待つ。

そのうち目の前が白っぽく膜が張ったように見えてくる。

確か瞳孔を開かせる目薬だと言ってたよね?
死んだ時も瞳孔って開くんだよね?
死んだ時にもし生きてたらこんなふうに見えるの???

なんてアホなこと考えていると今度は眼底検査。

これは難しくもなくすぐ終了。


〔検査結果〕
眼圧、視野、眼底全て異常なし。
よって、緑内障を疑う所見なし。

私「あのー、次の検査は1年後ですか?」
センセイ「いやそんなに頻繁にしなくてもいいですよ」
私「じゃあ3年後とか?」
センセイ「まあ心配ならそうですね」


なんだ。

10年前の病院では、1年ごとに検査受けなさいと言われたけど、
定期的に検査しなくても大丈夫なんじゃないか。

とにかく良かった。

眼が見えなくなったら、

テレビもスマホも見られなくなるし、
美味しいものも眼から味わえなくなるし、

何よりも私にとっては、キレイ汚ない生活に重大な支障が出て、
それを苦にして自殺しようにも、
今よりも更にやりにくくなるという大変な問題が起きる。

死ぬためにも眼は大切にしなきゃ。

なんである。

皆さん40過ぎたら緑内障検査受けましょうね。