お姉さんごっこ

今週のお題「何して遊んだ?」

今の子供たちは、お母さんごっこってやるのかな。

私が幼稚園の頃は、女の子たちはたいていお母さんごっこが好きだった。

お母さん役の子が何かと世話をやく。
ご飯を作ったり、赤ちゃんのオムツを替えたり。
ほかの子たちはみんな子供役で、お母さんに甘える。

でも私はお母さんごっこが嫌いだった。
何というか、あのモワンとした湿った温かさ、ベタベタした感じが嫌だった。

どうしてもみんながごっこ遊びをしたがる時、私が考えだしたのが「お姉さんごっこ」。

お姉さんごっこにはお母さんが登場しない。
登場人物は姉妹だけ。何だか淋しい。
その空間は、モワンともベタベタもしてなくて、とてもひんやりしていた。そういうところが私には心地良かった。

ほかの女の子たちにはかなり評判が悪かったお姉さんごっこは、全く流行ることはなく、私の卒園とともに消え去ったと思われる。
記憶しているのも私だけかなあ。
覚えられていてもちょっと恥ずかしいけどね。